5日目
今まで台北滞在は3泊4日が最長でしたので、
5日目の台北は初めての経験です。
今日は日曜日。昨日と同様、どこも混んでると睨み、
当初予定のパワースポット巡りをします。
台北5大廟というのがありまして、
2日目に行った、台湾省城隍廟、
昨日4日目に行った、三峽祖師廟、
あと3か所、今日回りたいと思います。
実はこの夜、
ボクのこれからの人生を大きく変える、
すごいものに出会うことになるとは...
それは後で詳しくお伝えします。
まずは、ホテルからすぐのところにある、
艋舺清水巖祖師廟 MRT龍山寺より徒歩10分
台北5大廟の1つです。
他の廟よりもこじんまりした印象です。
扉は閉まってたんですが、
脇から中に入れました。
手を合わせていきます。
MRTに乗り1駅、
台北天后宮 MRT西門 徒歩5分
あの賑やかな西門の町中に、突然現れます。
入口こそ小さく質素な印象ですが、
中はすごいことになっています。
中は豪華絢爛です。
この上の写真でお気づきの方、さすがです。
この廟、実は、
日本の仏教の祖、
弘法大師様を祀っている廟なんです。
珍しいですね。
これで5大廟はあと1か所、
饒河街夜市の入り口にあるので、
夜市に行くついでに、ちょっと時間をずらします。
観光客に混ざって、観光地へ行きたいと思います。
ボクも観光客なんですが...
MRT中正紀念堂站
中正紀念堂へやって参りました。
ここ中正紀念堂は、
中華民国初代総統、蒋介石を称える紀念堂です。
中正紀念堂
なんとなんと、外壁修繕工事中...
残念ながら、仮囲いで外壁を望むことができません。
が、
ここでようやく気付いたんですが、
こういった注意書きや張り紙、
小さな商店でのガイドやメニューもそうですが、
北京語はもちろんですが、
英語と日本語が必ず記載してあるんですよね。
これは本当にありがたい。
観光で訪れる客が多いわりに、
ハングルでの記載はほぼ皆無...
色んな現地の方とお話ししてますが、
どうも、ハングル圏の方はウェルカムではないようです。
特にタクシーの運転手は毛嫌いしてる方、
多いですね。
何故でしょう...
別にどうでもいいことですが。
蒋介石のブロンズ像が鎮座しています。
デカイ...
蒋介石にまつわる、歴史的なものが、
所狭しとならんでいます。
入場無料でMRTの駅降りてすぐ、
中華民国の生い立ちの歴史の勉強にもなりますから、
ここはぜひ訪れておくといいでしょう。
自由広場です。
音楽ホールと劇場も建っており、
25万㎡の大きさがあるそうです。
かなり広いですよ。
MRTの入り口へ戻るには、
また結構な距離を歩かないといけないため、
反対側の大忠門より出て、
早お昼にしたいと思います。
林家乾麺(リンジャーガンミェン) MRT中正紀念堂より徒歩20分
結構歩きます。
日曜日のせいか、時間の割に混んでます。
でも、いいタイミングで席が空いたので、
案内されて座ります。
頼んだのは、
乾麺(ガンミェン)(小碗)30元
蛋包魚丸湯 (ダンバオユーワンタン)35元
乾麺は具は葱のみ。
底におダシが隠れているので、しっかり混ぜて頂きます。
麺は冷麦くらいの太さですが、
こしがしっかりとしていて、のど越しもいい。
底のおダシも濃くはないですが、
しっかりとおダシが出ていて、美味しいです。
蛋包魚丸湯は、魚のつみれ汁卵オンです。
スープはかなりあっさりですが、
魚のおダシがしっかり効いててグー!
モッチモチのつみれの中には、
なんと甘辛く煮た豚肉がオン。
これが本当美味しい。
めちゃくちゃ熱いので、一口は無理です。
これで65元...なんてコスパでしょう。
美味しく頂きました。
さてさて、この2日間ですっかり自信を持ったボク、
ちゃっかり通るバスの行き先と方向を見ています。
林家乾麺のすぐ先にあるバス停から、
國父記念館へ行くことをつかんでいました(笑)
MRTの駅まではだいぶ歩くので、
バスに乗ることにします。
やっぱり、台北でバスに乗れることは便利です。
こうした小さな店なんかが目的地の場合は無理ですが、
その目的地から違う場所へ移動する場合、
MRTの駅から離れている時は、
バス停見つけて、路線図見て、行き先があれば、
飛び乗れますからね。
バス停は本当にあっちこっちにありますから。
少々痛い思いもしましたが、いい勉強になりました。
というわけで、
バスの終着、國父記念館へ向かいます。
国立國父記念館 MRT國父記念館よりすぐ
中華民国、建国の父(孫文)の記念館です。
中には孫文が鎮座しています。
そうそう、この國父記念館も中正紀念堂でも、
忠烈祠で行われていた(衛兵交代式)が、
毎時行われています。
まあ、ここではそれがメインではないので、
孫文を拝見だけして、移動します。
國父記念館から、台北101が綺麗に見えますね。
こちら、國父記念館から見える、
現在建設中の台北ドームです。
昨日のパワーストーンですが、
「赤い石」というのに、どうしてもこだわりが消えず、
前に耳にだけしたことがある、
「週末だけやっているパワーストーンの市場」
ちょうど日曜日!
よーし!行ってみました。
建國假日玉市(ジェングォジャールーユスー) MRT大安 徒歩5分
やってましたー!
早速中へ。
しかし...
値札はない、日本語は通じない...
本物かどうかもわからない...
中の異常な熱気に、少々恐怖心を覚え、
ぐるっと一回りだけして帰ります。
ちょっと、観光客はここでは買えないですね(汗)
途中ググったら、
MRT北門に「水晶超市」という、
パワーストーンの問屋さんみたいなのがあると!
早速行ってみます。
水晶超市(シュエイジンチャオシー) MRT北門より徒歩10分
あるわあるわ!
所狭しと並んでいます。
なんと、一番奥にいたおばちゃん、
日本語ペラペラ(笑)一安心。
しばし、どっから来たの?台湾初めて?云々...
世間話をしながら選びます。
さすがに5日目ともなると、
ちょっと日本語恋しくなるんですよね。
だから、余計な話までたくさんしちゃいました(笑)
目的は赤瑪瑙。
調べに調べました。
赤い石で効果も求めているものとドンピシャ!
そして、
赤瑪瑙発見!しかもたくさん!そしてビックリの安さ!
本当に安かった。
これ2つで300元ですよ!300元!
金々の方は着色の水晶ですが、
赤い方は本物の赤瑪瑙。100元ですって。
あまりの安さに疑ってしまう...
昨日のあの値段は何だったのか...
が、しかし、
あれはあれで高級な石、これとは違うんだと思いつつ、
再来店を約束して、お店を後にします。
ちょっとまだ早い時間なんですが、
台北5大廟最後の廟、松山慈祐宮へ行くべく、
MRTで松山まで向かいます。
松山慈祐宮 MRT松山よりすぐ
こんな明るい時間に来るのは初めてです。
ボクの知ってる松山慈祐宮とは全く違く見えます。
でも、2016年の秋、ここの最上階まで上りましたが、
神々し過ぎて、ちょっと怖いんです。
だから、明るい時の方がいいかもしれません。
しっかり参拝して、
お隣の饒河街夜市へ進みます。
饒河街夜市(ラオハージエイエシー)
見て下さい。
この行列、あの胡椒餅の屋台です。
こんな時間からこんな行列ですよ...
ビックリします。
まだこれから屋台を作ってって、
そんな時間なんですけどね。
胡椒餅はもう食べたので、
毎年行く、あの美味しい麺線を食べていきます。
東發號蚵仔麵線 饒河街夜市中ほど
いやいや...
ここも、この時間で満席です(汗)
でも、グッドタイミングで席が空きました。
今日は英語のできる店員のお姉さんが、
案内とオーダーをとってくれました。
麺線(メンシェン)55元、油飯(ヨウファン)30元
メニューはこれに肉羹(55元)の3種類のみ。
お勧めはこの2種類です。
美味いです。本当に美味い。
たくさん麺線を出す店あれど、
ここの麺線が1番美味いと思います。
また、この油飯の美味いこと美味いこと...
途中、卓の豆板醤を少々入れて、
味の変化も楽しみます。
お腹いっぱいです。
松山慈祐宮の目の前にあるんですが、
これ、からくり時計だったんですね。
ちょうど5時で動き出して、
どなたか写真撮っていて気づきました。
初めて気づきました(汗)
さてさてこの後、
実はどうしても行っておきたい店があり、
MRTで向かいました。
犁園湯包館 MRT南京復興より徒歩5分
小龍包はもちろん、ご飯ものや麺類も美味しいとうわさのこのお店、
やっぱり人気店だけあります。
中も外も待ちの行列...
ですよねぇ...日曜日だし。
しかも、一人で来るようなお店の感じじゃないし...
これだから1人旅は切ない。
泣く泣く諦めて、
近所にある景美夜市へ向かいます。
景美夜市(ジンメイイエスー) MRT南京復興より徒歩10分
ローカル感満載の夜市。
観光客はおそらく一人もいないと思います。
ここね、出店形式で屋台ではないので、
言葉でのコミュニケーションが取れないと難しい感...
予習もなく、何を食べていいのかわからず...
通って見るだけで終わってしまいました。
ならばと!
こちらも意地です。
美味しい葱油餅が食べたくなり、
MRTなら1駅、忠孝復興からの徒歩圏内にある、
秦家餅店(チンジャピンティ工ン)へ、
景美夜市から徒歩で向かいます。
散々歩いて、散々迷って、
あげく、
閉まってました(泣)
もう、最悪...
最寄のMRT駅から乗車し、
乗り換えの西門で、
やっぱりグルメを諦めきれず...
西門で下車し、とある予習済の店へ向かいます。
鄭記豬脚飯(ジェンジージュージャオファン)か、
東一排骨總店(トンイーパイグゥゾンディエン)です。
鄭記豬脚飯は東坡肉(ドンポーロー)のお店。
東一排骨總店は排骨(台湾風トンカツ)のお店。
もう、どっちでも良かった。
なにせ、美味いものを食べたかった。
速足で探します。
鄭記豬脚飯は、なんと店が見つからず、
東一排骨總店はすぐ見つかりました!
何の迷いもなく入店。
東一排骨總店(トンイーパイグゥゾンディエン) MRT西門 徒歩10分
やーっとありつける(泣)
入ってすぐの席に、即案内されます。
日本語で説明してくれたおばちゃん、
とっても好印象でした。
店の名前の通り、代表メニューの、
排骨(飯)を選びます。
ちなみに、麺も選べます。
迷わず(飯)をオーダー。
排骨飯(パイコーファン)セット 130元
盛りだくさんです!
排骨がご飯に乗っかってくるだけかな?
スープも頼んだ方が良かったかな?
なんて思ってたら、
全部付いてきました。
今日まで、色んなものを食べました。
過去に食べたものも、新しいものも。
正直、この排骨もそうですが、
この魯肉飯、1番美味いです。
冗談抜きで本当に美味かった。
味付けもそうですが、油の染み具合、肉の大きさ、
今までで最も美味い魯肉飯でした。
排骨も甘辛く、柔らかく、
付け合せもいい感じです。
今回のグルメ旅、1番の大当りでした。
この、レトロな喫茶店の様な店内も、
また雰囲気があって良かったですよ。
何より、店員のおばちゃん、皆さんいい人ばかりで、
いい思いができました。
ありがとうございます。
帰り、実はあることに気付いたんです...
これ、緑の看板は東一排骨總店です。
この両サイド、
紫に光るネオンのお店、
理髪店と書いてあるんですが、
いい歳のお姉さん?に、
「マッサージどう?」って声掛けられたんです。
その時は理髪店だなどとはつゆ知らず、
お断りして東一排骨總店に入ったんですが、
食べた後、よくよく店の前を覗いてみたら、
なんと、
理髪店のはずなのに、
足を出したお姉さん?達が、
ずらりとソファーに腰かけてらっしゃいます。
ん?
ちょっと聞いたことがあるんです。
理髪店とは名ばかりのちょんの間が台湾にはあると...
これはまさしくそうなんだろうな...
そんな妄想?をしながら、西門を後にし、
ホテルへ戻りました。
この後です。
ボクの人生観を変える、あるものに出会ったのは...
ホテルには、ケーブルテレビが入っています。
600番台までありますので、
ものすごいチャンネルの数です。
その中で、
「WAKUWAKU!JAPAN!」という、
日本の番組を放送してる専門チャンネルを発見したんです。
最初の3、4日は異国感を感じたくて、
何言ってるのかわからない、台湾の情報番組?を
見ていましたが、
後半になると、やっぱり日本語恋しくなるんです。
このチャンネル見つけた時は嬉しかったなぁ...
吹替えはなく、字幕での放送ですから、
日本人が見るのにも、全く支障がありません。
ランダムにドラマやグルメ番組を、
再放送してるんですが、
たまたまこの夜、この時間にやってたのが、
「逃げるは恥だが役に立つ」
そう、新垣結衣さんと、星野源さんの、
大ヒットドラマです。
「逃げ恥ロス」とか言われてましたね。
ボクは見たことありませんでした。
この夜やっていたのは、最終話の1回前、
全11話の10話目でした。
普段あんまりドラマは見ません。
見るとすれば「ドクターX」くらい。
最初は流して見てたんです。
内容も良く知らないし...
けど、
内容を知らないで見ているのに、
どんどん引き込まれていったんですよね。
あの「契約結婚」って響きと、
「自尊感情のない男」っていうシチュエーションに。
初めて見た「恋ダンス」にもですが。
予告で次回最終回って言ってたんですが、
もう気になって気になって...
明日、台北での最後の夜に、
なんと最終回を見ることができたんです。
本当に偶然...
カルチャーショックでした...正直。
それは、6日目でレポートしまーす(笑)